羽生キラーと、昔、深浦さんが言われていたようなのですが、今現在の渡辺竜王のような感じだったのでしょうか?
やはり、数年に1人はさすがの
羽生さんでも、苦しむ方が居るのでしょうか?
私は当時を知らない為、将棋歴長い方教えて下さい。
また深浦さんと渡辺さんの棋風は似ていますでしょうか?
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昔、といってもそんなどエライ前の話ではありませんがw 確かにそう呼ばれていました。
もっとも、今の渡辺竜王のように羽生二冠に対して何連勝もしていたわけではないのですが、当時は羽生さんに対して勝ち越しはおろか互角にやれる人すら殆どいなかったものですから、とりわけ深浦九段の存在がキラーとしてクローズアップされたのだと思います。
ハイライトはやはり07年、08年と2年連続の王位戦のタイトル戦でしょう。07年に深浦九段が挑戦して4-3で奪取、翌年は王位として羽生さんを挑戦者に迎え、やはりフルセットの激闘でこれを退けました。
特に07年のシリーズ、終盤に7七桂の絶妙手で劇的タイトル奪取を果たした最終局は今も名局として名高く、強く印象に残ります。
深浦康市 vs 羽生善治 2007-09-25 王位戦
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=62632
その後も09年の王将戦では挑戦者として、羽生王将(当時)を3-2まで追い詰めますがこれは逆転で惜敗。以降は10年、11年と2年連続で棋聖戦の挑戦者に名乗りを上げるも2年連続でストレート敗退するなど、今は7連敗中で少し対戦成績も差が開いてしまいました。好きな棋士なので何とかもう一踏ん張りしてほしいのですが。
>また深浦さんと渡辺さんの棋風は似ていますでしょうか?
これは正直似ても似つかないと思います。鋭い攻めを身上とする渡辺竜王に対し、深浦九段は手厚く、強靭な受けを特徴とする安定した将棋を指す棋風です。個人的な印象としては森下九段に近い印象を受けます。(ちなみに森下九段は深浦九段の兄弟子にあたります)
(補足)
franceteikokuさん、ご指摘ありがとうございました。お恥ずかしい・・・
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ちょこっとだけ補足。07年の王位戦は、羽生王位に深浦8段(当時)挑戦したシリーズです。深浦8段が4-3で勝ち、初のタイトル戴冠となりました。翌年、リターンマッチを挑んできた羽生名人(当時)をまたも4-3で返り討ちにしました。
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