詰将棋ってやはり頭の中で解かないと訓練になりませんか。
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いえ、駒を動かしてもいいですよ。詰め筋を覚えるためだけなら、そのほうが効果的かもしれません。
駒を並べたほうがイメージがよく残るからです。
ある程度、解けるようになると、詰め筋がささっと頭の中をゴキブリのようにすばやく駆け巡るようになりますから、実際に動かすより早いので動かすといっても途中までです。
イメージの世界だけでは、手の見え方が限られていることが多いのです。
ですから、解けないなら、動かして中間地点を確認しながら解いたり、鑑賞すること、あるいは詰将棋を作ったときの余詰めの確認を動かしてやるなどは、ほとんど誰でもやっています。
もし、頭の中だけがいいなら、なぜ感想戦や棋譜並べをソラでやらないのでしょうか。
渡辺竜王も、棋譜ならべを推奨しています。
やはり、動かすことでもなにか得るものがあるから、駒を動かすのです。
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詰将棋、訓練という言葉を使用していることからみて、質問者は、実戦のための訓練と考えているようですね。
そのようなタイプの問題もありますが、独立した芸術品と呼ぶべき問題もあります。
1000手を越えるような持ち駒変換問題や、複合馬ノコ問題など、並べるだけでも十分鑑賞できます。
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もちろんです。
実際の将棋の対局中に、あれやこれやと駒を動かして考えることなんかできますか??
詰め将棋というのは、終盤になって1手差の勝負になった時、詰ますか詰まされるかという場面で勝てるようにするためにやるのです。
詰ますことができたのに読みが足りなくて負けた、ということを防ぐために、先を読む能力を養うためにやります。
ですから、実際の対局で役立たなければ何の意味もありません。
対局中は頭の中で考える以外にないのですから、詰め将棋も駒を動かさないと分からないようではダメです。
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