羽生弱しの続き
最近の羽生名人は弱いと思う。
確かにタイトルはもっているが、将棋を見ていて、
解説を見ていて強いとは思わない。
(解説が対羽生という見方をしているのかもしれないが)
渡辺竜王には6連敗、名人戦ではかなり押されているなど
羽生弱し といわれるような内容が多いと思います。
昔は強かった!だから今も強い!とか
通算勝率が高いからとかではなく、
「今」の羽生は決して強くないのではないでしょうか?
渡辺竜王や深浦、郷田、佐藤、森内、久保、木村など
今、活躍している棋士たちの中には羽生より強い棋士はいないでしょうか?
過去の栄光は無視して客観的にどう思いますか?
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おもしろい!非常におもしろい質問だ!
調べてみました。
羽生の通算勝率は0.723 もちろん棋士全体でも1位だ。
他の棋士はどうだろうか?
渡辺 0.677
深浦 0.677
佐藤 0.646
森内 0.658
木村 0.690
谷川 0.635
皆、6割5分前後と高い数字ではあるが、羽生の7割2分はほど遠い。
しかし、ここ5年ではどうか?
羽生 0.664
渡辺 0.650
深浦 0.604
佐藤 0.608
森内 0.596
木村 0.621
谷川 0.533
羽生世代の人は通算勝率から5分前後下がっている。谷川にいたっては1割も違う!
その中で渡辺竜王はあまり変わっていない。
では、2000年から2004年までの5年間はどうか?
羽生 0.714
渡辺 0.701
深浦 0.681
佐藤 0.638
森内 0.650
木村 0.715
谷川 0.593
皆、通算勝率に近い勝率だ。
渡辺は駆け出しのころだから、強敵にはあまりあたっていない。
この中で注目するは谷川だ!
勝率が通算より5分ほど下がっている!上記の羽生世代と同じようだ。
以上のことより、今日現在では羽生名人が1番強いと言えるが、
渡辺竜王など互角の棋士が育っているといえるだろう。
だからこそタイトルは持っているが苦戦もするということではないだろうか?
また、調べた人たちの勝率は皆下がっている。
これは彼らの力が下がったのか、他の棋士が強くなったのかは解らないが
相対的にみれば「羽生弱し」と感じる原因ではないでしょうか。
最後に谷川と同じように羽生世代の勝率が下がっている。
今後も谷川と同じように下がるのであれば、5年くらいで
羽生の勝率は6割くらいになるかもしれない。
世代交代の時期が迫っているのかもしれません。
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それがなぜ弱いという表現につながるのか。おまえは勝てるのか。俺にも勝てないのではないのか。
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今タイトルをいくつも持っているんだから今も強いのでは??
タイトルを持っているのに弱いという意味がさっぱり分かりません。
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私が思うに、周りがやっと羽生の袖に手が掛かった、という認識です。
相対的に差が縮まっただけで、羽生の力が弱くなったとは思えません。
むしろ強くなっていると思います。
だったらなぜ負けるのか。相手がそのときは強かったんです。羽生はあんまりポカしないでしょ。
羽生より強い棋士は今のところはいないでしょうが、対羽生にのみ強い棋士は出てくるかもしれません。
羽生の棋譜はやはり一番注目されて研究されますから。
それでもやはり一線で活躍する羽生先生はすばらしいと思います。
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久保、木村、は明らかに羽生先生より弱いでしょう。
渡辺竜王は竜王戦の4局は、確かに強かったですが。
羽生先生の将棋を見ていれば、勝ち負けの先を見ているような気がするのですが。
「はるかなる高み」と言っては言いすぎでしょうか。
・・・・・
昔、大山先生のことを「大山は強くない」と言った棋士がいましたが、
それと似た感じを受けます。
羽生はもっと強いはず、という前提があってのタイトル戦での解説でしょう。
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