将棋では王座や竜王、棋王等、7冠あるそうですが、そのルールの違いを教えて下さい。
羽生さんが棋王?をずっと保持してるそうですが、
なにか相性のような物があるのでしょうか?
※将棋は駒の動かし方を知ってるくらいで全くの素人です。
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7つのタイトル戦は大きく分けて
「5番勝負」「7番勝負」の2種類があります。
前者は先に3勝、後者は4勝したほうが勝ち。
以下タイトルの種類。丸数字は1局ごとの持ち時間。
7番勝負…名人⑨・竜王⑧・王位⑧・王将⑧
どれも1局を2日がかりで戦う。
5番勝負…王座⑤・棋王④・棋聖④
どれも1日で1局。
挑戦者になる道のりはトーナメントだったり総当りリーグだったりしますが、
羅列するとややこしいのでここでは割愛。
19連覇中の羽生「王座」や6連覇中の渡辺「竜王」のように、
相性がいいと思われる場合もあります。
多分相性が良い=持ち時間がその人のスタイルに合っている、
ということではないでしょうか?
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七冠と言われる『タイトル』の事ですね。ルールの違い?は良く解らない質問ですが
それぞれ棋戦(プロの公式戦)の違いのことです。簡単に言えば主催の新聞社が違います
また、それぞれ公式戦の行なわれ方、持ち時間なども違います。詳細は日本将棋連盟のHPで
確認されては
http://www.shogi.or.jp/
次に羽生名人が長く保持しているのは『王座』です。現在19連覇されております。
棋王も確か12連覇、通算15期程保持されていると思いますが、相性が良いのは
王座と言えると思います。
相性の良し悪しは確かにあると思いますが、それ以前にタイトルを取るためには
相応の実力が無いといけないので、最終的にはタイトルを争う相手との相性と
考えた方が良いと思います
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以下に大まかな各棋戦のシステムを。
・名人戦(順位戦)
C2,C1,B2,B1,A級(10枠)の五組に別れ、年度成績優秀なら昇級していきA級の優勝で挑戦者、2日制七番勝負を戦う。名人獲得には最低五年を有し、成績が悪いと降級、それが重なれば引退に繋がる棋士にととって最も重要な棋戦。
・竜王戦
全棋士参加(アマや女流枠もある)の最高賞金額を誇る棋戦。1組から6組までに分かれた予選トーナメント「竜王ランキング戦」を勝ち抜いた1組上位5名、2組上位2名、3組から6組までの優勝者各1名の合計11名が本戦「決勝トーナメント」に出場できる。決勝トーナメントを勝ち抜いた本戦決勝三番勝負の勝者が挑戦者になり、2日制七番勝負を戦うことになる。
・王将戦
一次予選・二次予選通過者3人とシード4人の計7人で、総当たりのリーグ戦を行い、成績最上位者が挑戦者、2日制七番勝負を戦う。入れ換わりも枠も厳しい難関。
・王位戦
全棋士・女流2名が参加するトーナメントを勝ち抜いた計8名とシード4名が紅白挑戦者決定リーグに別れ総当たり、紅・白組勝者が挑戦者決定戦、最終的勝者が2日制七番勝負を戦う。タイトルホルダーらの予選免除が一切無いため番狂わせが起こりやすい。
・棋王戦
B2組以下棋士、女流名人、アマ名人が参加するトーナメント方式予選を経て(枠8)、シード者と合わせた計30人余でのトーナメントを行う。他棋戦と異なり敗者復活枠があり、トーナメント勝者と敗者復活枠の勝ち抜き者とで挑戦者決定戦。タイトル戦は1日制五番勝負。
・棋聖戦
一次予選勝ち抜き8人を含めたトーナメントが二次予選。その勝ち抜き者とシード者の計16人参加のトーナメント勝者が1日制五番勝負を戦う。かつては年二回開催されたため半年毎にタイトルが動くこともあった。
・王座戦
一次予選勝ち抜き者6名を含めた二次予選トーナメントで挑戦者決定トーナメントへの出場枠を10~12枠を争い、シード4枠との計16名による挑戦者決定トーナメントを戦う。トーナメント勝者が王座と1日制五番勝負。女流枠が4と最も多い。
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