将棋 相居飛車について質問です!
最近になって矢倉戦法があまり使われていなくなっているのはなぜでしょうか?
プロの対局などを見ていると、相居飛車では『横歩取り』や『一手損角換わり』が多いと思うんです。
聞いたところによると、初手▲7六歩に△8四歩は▲2六歩と一手損角換わりになる可能性が高く後手が不利なので、2手目△8四歩を指す人が減少しているので、矢倉を使う人が減っていると聞きました!
|||
大分説明を省略しますが、プロの将棋では
初手▲7六歩に△8四歩と受けると「角換わり」を受けるものと
かなりの確率でみなされます。
(横歩取りなら2手目3四歩経由の方が自然な為。)
今現在、純粋な角換り腰掛け銀いわゆる同型を後手番で受けて
立つ棋士はかなり少ないのではないのでしょうか。
渡辺明竜王が一時後手番の同型で勝っていた時期もあるとは
思いますが、最近は自信なさそうです。
しかし前回&前々回の竜王戦でも同型将棋とはなりませんでしたが
羽生名人を相手に角換わりの将棋で上手い作戦から勝利を
おさめています。
後手不利とはいいましたが、逆にいえば初手▲7六歩に△8四歩と
つけば先手は角換り腰掛け銀同型を目指すことが多く、
渡辺明竜王のように途中で変化することによって自分の研究に
相手をはめることもできます。
(事実、竜王戦で上手く一手得した将棋があり、竜王は作戦のストックの
ひとつだったと言ってます。)
長くなりましたが、矢倉が減った一番の理由として思うのは、
相居飛車の将棋自体が減ったことだと思います。
矢倉の後手or角換わりより勝てる将棋がある
↓
ゴキゲン中飛車や横歩取り85飛車戦法
↓
相居飛車(角換わり腰掛け銀)の研究が進まなくなる
↓
現在の結論や判断を覆すことができず研究が停滞する
↓
誰も指さなくなる(指せなくなる)
↓
矢倉が減る。
要は「角換り腰掛け銀同型後手番」をみんな嫌がってるからです。
相矢倉も後手が良いとは思えませんが。。。
以上、長文・乱文失礼いたしました。
|||
違います。8四歩を突かないのは通常の角換わりを避けるためです。
純正角換わり腰掛け銀は若干後手不利と考える棋士が多く、後手で受ける棋士は渡辺竜王等ごく少数です。
だから純正角換わりを避けるために後手は二手目に3四歩と突く。すると横歩取りや一手損角換わりになりやすく、矢倉になりにくい、というわけです。
とはいえ最近は▲7六歩、△3四歩に▲6六歩と突き、先手がウソ矢倉にする将棋も多いです。
0 件のコメント:
コメントを投稿