2012年3月27日火曜日

将棋についての質問です。皆様よろしくお願いします。

将棋についての質問です。皆様よろしくお願いします。

将棋のプロ棋士とコンピューターソフトが対戦する「第1回電王戦」(日本将棋連盟、ドワンゴ、中央公論新社主催)が14日、行われ、米長邦雄元名人(68)が将棋ソフト「ボンクラーズ」に敗れた。



こんな記事が取り上げられたのはびっくりするようなニュースなのですがここで皆様のご意見をお聞きしたいのですが



1.米長邦雄永世棋聖の今回の結果についてコンピューター側の勝利は当然だと思いますか?

A.思う。B.思わない。

また理由などもお聞きしたいのですが。皆様のたくさんのご意見お待ちしています。よろしくお願いします。



※私の個人的な意見をいうと現役の米長先生ならわかりません、がもう現役を退いている先生ですからなにもこの時期に

コンピューターと対決するのはなんか「米長先生対コンピューターの対局そのものが真剣勝負ではなくイベント的」

に感じます。まああこのコンピューターの実力を否定はしません。渡辺竜王には負けましたが清水市代6段には

勝利したのですから実力的にいえば本物だとは思います。



皆様のたくさんのご意見お待ちしています。


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A.思う。

コンピューターの定石を崩すために初手でわざと不利な打ち方をして

コンピューターも混乱したようですが後半ミスをして押し切られました。

ちなみに年末ある人がこのパソコンソフトに連勝したそうです



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>米長邦雄永世棋聖の今回の結果についてコンピューター側の勝利は当然だと思いますか?



当然とは思いません。しかし、人間側が厳しかった事には変わりありません。なぜなら



①コンピュータより人間の方が、悪手を指してしまう確率が格段に高い。



②人間よりコンピュータの方が、相手が指した悪手を的確に咎める確率が格段に高い。



この2点に尽きます。



将棋は、好手や妙手を指した方が勝つゲームというより、ミスをした(悪手を指した)方が負けるゲームなのです。つまりある手が「好手」になるというのは、その直前に指した手が次の好手を読み切っていなかった、つまり厳密には悪手となるからです。

で、コンピュータというのは、序盤を除いて「悪手」を指す確率が格段に低いのです。対して人間側は、特に歳を重ねれば重ねるほど「ミス」、つまりうっかりでも悪手を指してしまう確率が高くなります。よく「一手ばったり」と言いますが、他の手に悪手がなくともわずか一手でも悪手を指してしまえば、コンピュータはすかさずスキを衝いて攻めてきます。

確かに内容は一方的でしたが、中盤までコンピュータ側は、いわゆる米長布陣に手を出せない状態でした。飛車を上下左右にウロウロするしかなく、千日手模様になっていました。

これは裏を返せば、その局面までは米長陣は隙のない状態だったということを証明しています。局後に「序盤は完璧に指せた」と会長が述べたのはそういう意味です。

しかしコンピュータ側は、あくまで人間側のミスを待ったのです。▽42金~▽53金とさらに玉に駒を寄せたのが皮肉にも▽75の地点の数の受けを消す結果となり(▽31角が利かなくなった為)、コンピュータはその▽75の地点を弱点と捉え、機敏に駒を集中させたのです。

コンピュータが強かったというのは「悪手を指さなかった」「悪手を的確に咎めた」この2つの力なのです。


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A思う



指し盛りを過ぎてるし、現役引退してる棋士がソフトに勝てる道理がありません。



将棋を勝つには、定跡以外にも時間ワーク(持ち時間の使い方)や実戦感覚など、目には見えない部分も必要だったりします。

今回は、実戦感覚が充分に戻って無かったのでは?と、私は分析しています。



余談ですが、今回の米長先生の戦形は「角落ちの上手」が採用する事がありますね。


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【B思わない】

私も当初は、米長永世棋聖が負けるであろうと思っていましたが、

米長氏の毎日のブログを読んでいくと、米長氏は研究に研究を重ね、

ボンクラーズの弱点を見つけ出し、そこを突く事で、当初は全然

勝てなかったのに、最終的には勝率5割になっていました。

直近の4局では4連勝だったとのことです。



今回の対局内容でも、序盤は米長氏の想定通りに進み、米長氏

有利に進めていましたが、中盤で2手ほど致命的な見落としが合って、

米長氏が苦しくなりました。米長氏が自分の方が優勢を意識して、

気が緩んで見落としにつながった可能性もあります。



つまり、今回の対局はたまたま米長さんが大差で負けましたが、

米長さんが勝つ可能性も5割程度あったかと思います。

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