将棋が強い人{プロなど}
は何手先ぐらいまで読んでいるのですか?
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直線で20~30手位という意見が大半の様です。
私の過去の回答でも何度か登場しますが『イメージと読みの将棋観』という本でトッププロ6名(羽生名人、渡辺竜王、佐藤九段、森内九段、谷川九段、藤井九段)に同様の質問が投げかけられていますが、やはり直線で20~30手、変化を含めると200~300手位、との意見が大半でした。
その本の中から幾つかの意見をご紹介いたします。
羽生名人:10代、20代の頃の方が沢山読んでいた。大局観に頼る事が出来なかったので、読むしかなかった。
佐藤九段:2日制タイトル戦の指しかけの晩(1日目の夜)が一番読む。数千手考えている事もあり眠れない事も有った。
谷川九段:手数を沢山読むよりもある程度の局面での優劣判断を正確に行う事が重要。
渡辺竜王:終盤などは1分間で20~30手読んでいる。単純計算だと1時間で1800手という事になるが、実際には同じ手を結構考えているので、せいぜい400~500手くらいだと思う。
藤井九段:大抵の場合、1時間考えても1分であっても指し手は同じになる事が多い。
この本、結構面白いので、入手され ご一読される事をオススメします。
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何手読むか?と何手先まで読むか?は実は意味がまったく違う。
>何手先ぐらいまで読んでいるのですか?
あるところで、「これは負けだから、この手はない」「これは勝ちだから、この先を読む必要はない」という、読んだ先の形成判断をします。
つまり、明確な形勢判断を行える判断力が前提になっています。
そのため、「数手で形成が決定する形になるなら、その数手だけ読みます」し、「何十手か先まで不明だと、そこが判る迄時間が許す限り読む」ということになります。
逆に何手を読むか?,,,つまり、変化を潰していく過程で、どれだけの種類の手を読むか?というと、佐藤康光さんなんかは「1秒で1億と3手読む」と言われています。
ただし、研究や形勢判断能力が高いと、そんなに読まないという話もあります(途中で打ち切っちゃう)。
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1局平均120手なのに、千手先まで読めるわけないです(笑)
20手くらい先までを、いろいろな変化を交えて読むと、
いろいろな枝葉があって、千手とかになるということです。
例えば、1手先の選択肢が3手だったとして、10手先までに
なると、単純計算で、3の10乗=6万手、にもなります。
序盤は変化も多いので、そんなに先までは読まないでしょう。
駒がぶつかったりすれば、10~20手くらい先まで読むと思います。
中盤でも数手~十数手先、くらいが一般的でしょう。
終盤になってくると、手が限定されてくるので、30手くらい
「詰み」になると、さらに限定されるので、もっと読めるプロも
大勢いますね。
以前、佐藤さんが森内さんと指していて、15手先までで
優勢と思っていたら、その変化通りに進むのでおかしいと
思ってよく読んだから、16手目に相手の好手があって、
不利になることがわかり、変化したが間に合わなかった、
とか書いてありました。
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羽生先生の本では、将棋のプロでしたら、1時間あれば、2千手先まで読めるということです。
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130手先まで読むそうですよ。
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