明日、清水市代さん対コンピューターの対局があります。
なぜ、コンピューター1台で対局しないのでしょうか?
将棋の対局は1対1でやるものです。
これで勝っても、本当の勝利にはなりません。
今回は、1人対169台の対決。
渡辺竜王が、3年前に対局して苦戦しました。
当時より、コンピューターは強くなってます。
それに加えて、1対169の勝負。
はっきり言って、羽生名人でも、1対169なら、負ける可能性もあると思います。
コンピューターが勝っても、本当の勝利ではありません。
将棋は、1対1でやります。
なぜ、1対1で対決しないのですか?
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確かにちょっとズルイなと感じるところはありますが、
そもそも、将棋のコンピューターの開発の目的は、
「将棋はコンピューターによって完全に解読できるかどうか?」にあるわけで、
単体のコンピューターの処理能力の速さやプロ棋士と良い勝負をして楽しむというためだけに開発しているわけではないので、
何台で対抗しても良いのではないかと思います。
世界の国同士が競い合って、コンピューターによる人類の遺伝子解析をする場合に、コンピューターの台数制限があったらおかしいですよね?
それと同じだと思います。
中身をいかに解読できたかを競うのか、単体のコンピューターの処理能力の速さだけを競うのか、目的がどっちなのかによると思います。
将棋の場合、その解読が正しいかどうかを判断する一つの材料が、プロ棋士だというだけです。
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清水さんへの配慮だと思います。
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多数決を取るために、たくさんのPCを準備しています。
1台1台は同じ深さの読みを、少しずつ設定を変えて
読んでみて、全体で多数決を取ります。
1:1のときより、間違える可能性が若干低い、というだけで、
169倍読んでいるわけではありません。読みの深さは
1台の時と同じです。
清水さん相手なら、1:1でも負けないでしょうが、羽生さん
相手なら慎重を期して169台の合議制にしたのです。
しかし、将棋連盟は清水さんでお茶を濁してしまいました。
清水さん相手に169台は、オーバースペックだと思います。
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将棋の思考プログラムのアルゴリズムは、すぐ前に計算したものを使うことが多く、CPUのスピードが速いことは非常に有効ですが、CPUの数が増えることは、それほど有効ではありません。ですから、169台でも、1台の場合と、それほど強さは変わらないと思います。
どうせ、コンピュータが勝つでしょうから、CPUをたくさん使用することで、清水が負けた時の言い訳を用意させているということなんでしょう。
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