将棋の竜王戦4戦は渡辺竜王が逆転勝ちになりましたが、なぜ投了なのか判りません。
持ち時間8時間で終わらないと投了になるのですか?
その場合、後手が勝ちですか?
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投了図の局面から
・後手玉には詰みがない。▲4一飛成などと金を取りに行っても
△2八龍と根元の金を取られると入玉されるので結局詰まない。
・ならばと先手も入玉を図っても、駒の点数が24点に満たない。
取れそうな駒は何枚かあるが、その間に同じ枚数取り返される可能性が高く持将棋は望めない。
以上の2点から羽生名人はあの局面で投了したようです。
持ち時間以内で終わらないと…
確かに持ち時間は全部使い切った時点で「時間切れ負け」ですが、
持ち時間は1分単位でカウントするので、1分未満で指した場合は「0分」とみなされます。
つまり、残り1分まで使い切っても、それ以降1手60秒未満で指せば何時間かかっても問題ないのです。
蛇足ですが、初手から全ての指し手を1分未満で指せば、消費時間「0分」になります。
屁理屈、と思われるかもしれませんが、公式記録にも「0分」と残りますし、
実際にそれをやった(しかも勝った)棋士もいます
(勝負そのものは相手もいるわけだから何時間もかかっていますが)。
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第4局のことですか?
それだったら、渡辺玉が打ち歩詰めの形になっており、
羽生玉は受けがない、ということで、
どっちにしても羽生さんに勝ち目がなかったのです。
「8時間で終わらないと」の意味がよく分かりませんが、
持ち時間が切れたらその時点で、
先手だろうが後手だろうが反則負けです。
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