( ・∀・)杉本7段と、行方八段は、渡辺竜王に強いですね。
なぜ渡辺竜王はこの2人に勝ちにくいのでしょうか?
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渡辺竜王は、居飛車穴熊の研究家としてしられていますように、基本的に居飛車党です。
穴熊は手数が多くなりますが、杉本七段と行方八段は、ともに粘り強い棋風で、超手数の将棋を
全く苦にしません。泥仕合に持ち込むタイプ、諦めが悪いタイプの棋士に弱いのでしょうね。
同じような深浦王位も、攻めに切れがあるタイプではありませんが、羽生さんにひたすら粘って勝つように、
とにかくしぶとい将棋を指します。森内9段や木村八段も、同様に受けの強い棋風ですが、いかんせん、
泥臭さがありません。美学、のようなものがあるのでしょうか。
タイトルや名人経験者には、勝ち方の美学、のようなものがプライドとともに備わっており、そうしたものを
持っている棋士は、挑戦者的年代の渡辺竜王は、泥臭く持ち込んで勝とうとすることができますが、
タイトルを持っていないB1級の棋士に対しては、美学もなにもかも捨てた泥仕合に持ち込まれて
星を落とす、ということが多いように見えます。
B1級以上の棋士同士の激突ともなると、戦法の相性がどうの、というのは、お互いの研究によってなされつくしているでしょうから、必死の勝負の間に顔をのぞかせる、お互いの「勝ち方に対する姿勢」の相性ということでしか説明できないのではないでしょうか?
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